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キヤノン電卓60周年! 世界初テンキー式卓上電子計算機から最新バイオマス原料使用の電卓まで、数々の名作を振り返る

2024年3月25日

  • キヤノンの電卓が、2024年10月で発売から60周年を迎える。同社は、第一号機で世界初のテンキー式電子計算機「キヤノーラ130」の発売以降、約400機種、累計2億9000万台もの電卓を出荷してきた。


     


    この度、60周年を迎えるにあたり、キヤノン電卓の変遷を紹介するメディア向け説明会がキヤノンマーケティングジャパンの本社で実施された。時代の移り変わりと共に変化し続けてきたキヤノンの電卓には、一体どんな機種があったのだろうか? 会場には、千万単位機能電卓やカード型電卓、マウス・テンキーと一体化したパソコン連携型の電卓など、往年の機種がズラリと並んでいた。早速、キヤノン電卓60年のレガシーを紹介しよう。


     


    世界初のテンキー式卓上電子計算機。価格はなんと39万5000円!


    キヤノンの電卓の歴史は、1964年10月20日に発売されたキヤノーラ130から始まる。当時の計算機のほとんどは、各桁に0~9の10個のキーが並ぶ「フルキー式」だった。それを、キーの数を少なくして、より便利で手軽に操作することはできないだろうか、と開発されたのが、世界初のテンキー式を採用したキヤノーラ130。現在の電卓にテンキー式が採用されていることからも、同モデルがエポックメイキングな存在であることは明らかだ。

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