トレンドニュース

日本と全然違うイタリアの「ホッチキス」、ハンドルを握りしめるってどういう仕組み?

2024年4月23日

  • 近年のイタリアでは、日本のホッチキスに注目が集まっています。ホッチキスはイタリアでは一般的に「ステープラー」と呼ばれていますが、イタリアのステープラーは形状や使い方が日本製のホッチキスとまったく違うことをご存知ですか? 両者を比べながら、イタリア市場に攻勢をかける日本式ホッチキスについて現地からレポートします。


    頑丈だけど重くて硬いイタリア式


    ↑イタリアの典型的なステープラー

    イタリアと日本のステープラーには、下記のような違いがあります。


    日本式は、ホッチキスの綴じ口を親指と人差し指で挟み、指先の力で握りしめるハンディタイプが主流です。一方でイタリア式は、綴じ口の反対側にハンドルがついており、そこを握りしめて留める機能のプライヤー(ペンチ)タイプ。針を入れる部分に棒状のバネが付いていて、それを挿入して針を固定します。


    実際に筆者が使ってみた感想としては、イタリア式ステープラーはメタル製で頑丈ですが、重くてハンドルが硬く感じられました。針も小さいので、力を使う割にはあまりよく留まりません。イタリアに住み始めた当初、事務手続きの際にイタリア人が手元をひねってハンドルを握り、書類を留める作業を見て、正直違和感を覚えていました。

    続きを読む