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「iOS 18」の生成AIはクラウド? オンデバイス? 生活密着型を目指すアップルの答えは…

2024年4月23日

  • ここ数か月、アップルが流行りの生成AIに多額の資金を投じているとの報道が相次いでいました。これらは6月の世界開発者会議WWDCにおいて次期iOS 18などの新たなAI機能として発表される見通しです。


    ↑期待が募るアップルの生成AI

    最近では、まもなくiPhone上で使える新たな生成AI機能が完全なオンデバイス、つまり「クラウドサーバーに依存せず、iPhone内部だけで処理が完結する」と著名ジャーナリストが主張しています。


    アップルの内部情報に詳しい米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者は、アップルがLLM(大規模言語モデル)を開発中であり、この技術がクラウドを使わず、iPhoneのプロセッサーだけで実現すると述べています。


    オンデバイスAIの弱みは、何百億ものパラメーターと更新され続けるデータを持つ、巨大なクラウドサーバーで動くモデルほどには強力ではないことです。しかし、一方では外部との通信が必要なくなるため、応答時間ははるかに速くなるはず。それに加えて、プライバシー保護もより強固になるとガーマン氏は予想しています。

    この生成AIについてアップルは「人々の日常生活にどのように役立つか」をアピールする予定とのこと。以前に同氏は「Siriとメッセージアプリの両方が質問に答えたり、文章を自動補完できたりする」と報じていましたが、生活に密着したAIとなるのかもしれません。


    また、多くの知識を必要とする質問については、グーグルやOpenAIといった外部の企業との協力で解決する可能性もあります。先月末、アップルはこれら2社のほか、中国の百度(バイドゥ)とも話し合っていると報道していました。


    すべては、6月のWWDCで発表されるはず。iPhoneが生成AIにより飛躍的に進化し、日常の良きパートナーになると期待したいところです。


    Source: Bloomberg
    via: 9to5Mac

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